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活動報告

南砺支部技能奉仕

2019.09.24

令和元年6月30日
7月6日・7日に全国花のまちづくり南砺大会が南砺市植物園・ヘリオスなどで開催されるということで歓迎のオブジェをヘリオスに製作してもらえないかと依頼がありました。七夕にあわせて竹を使ったものでできないかということでした。
そこで青年部として、今年の技能奉仕活動は竹のオブジェづくりということで決まり、まず何ができるのだろうか?ということで話し合いをし、たたき台になる図面をもらい、こんなんできるんか?これはこうしたらいいんじゃない。と話はしてみたものの分からないことだらけで、その結果とりあえずやるしかないやろ。やりながら考えればいいんじゃない。みたいな感じで準備の日を迎えました。
まずは7寸竹を100本準備してあったものの、足りなさそうなので30本ほど、近くの竹藪から切り出して合計130本ほどの竹での作業になりました。最初に80~90本ほどの竹を八割・六割にして並べ針金で編む作業です。これが楽そうでかなり大変な作業で心が折れそうになりました。割って編むだけで二日間かかりました。それから土台になる竹を、穴を掘り、立て込みし、編み込んだ竹の飾り付けに入っていくのですが、ここまでくると後はセンス・感性の作業になります。造園人においてかなり大事なことで、いろいろな感性の持ち主が意見を言い合い、一つの作品を造ることは簡単ではありません。自分の考えを主張することも大事ではありますが、周りの意見も素直に聞き柔軟に対応できる能力も大事だと思います。
作業を進めるにあたり分からないながらも考えすすめていくと、段々と凝ったことや、チャレンジ精神がでてきて当初の予定していた大きさを遥かに超え壮大な作品になりました。
結果大変でしたが、大変だったからこそ出来上がった時の達成感・感動は大きかったと思います。このような機会のおかげで青年部の技能・技術の向上にもつながっただけでなく全国から来られたお客様にも造園のすばらしさも発信できたと思います。大変貴重な経験ができたことを感謝するとともに今後の部員の更なる向上に向け精進していきたいと思います。
南砺支部 森松 良和